このページでは、自宅開業したペットホテルを6年経営してきた経験をもとに、よくある失敗とその対策方法についてまとめました。
ペットホテルの開業でよくある3つの失敗と対策
【失敗1】お客様の新規獲得や安定集客がうまくいかない
ペットホテルを開業するにあたって最も多くの方が苦労する点が「集客」でしょう。
私がホテルを開業するにあたって意識した集客のコツは「ホテルのコンセプトを明確にする」「Web集客に力を入れる」という2点。
開業時にこの2点に注力していれば、新規の集客にもリピーターの獲得にもつながってきます。

コンセプト設計のコツは、飼い主目線でどんなホテルなら安心して預けられるかを突き詰めること。
Web集客については、ホームページの作成とインスタの運用。
実際に私が行ってきた内容については、以下の記事もお役に立てるかと思います。
【失敗2】なかなか黒字化しない
黒字化を妨げる大きな要因の一つは固定費です。ペットホテルにおける固定費とは、「人件費」と「家賃」の2つ。
ペットホテルを開業するにあたって、物件を借りたり、人を採用したりすると(固定費を増やすと)、途端に失敗の確率が上がります。
そこで当メディアでは、固定費を抑えながら小規模に始められる「自宅開業」をおすすめしています。
【失敗3】預かったワンちゃんに噛まれかけた
ペットホテルを始めるにあたっては、預かるワンちゃんに一定の制限をかけるのが一般的です。
具体的には、犬種や大きさで制限をかけたり、しつけや性格に問題がある場合はお断りするなど。

特にホテル開業直後は要注意。私の場合も、お問い合わせしてくれたお客様を逃したくなくて、多少無理してでも預かってしまおうと思ったこともありました。
自分が怪我しないためにも、お預かりするワンちゃんの見極めは必ず行いましょう。
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開業の挑戦を後押しします

私は6年前にお店を開業し、これまで1,400頭以上のワンちゃんに携わってきました(2024年4月時点)。
今回の講座は、私の6年間の学びや、実務を通しての経験を追体験できることを目指して作った講座です。
最初は、自分の愛犬を大事にしてきた経験さえあれば大丈夫。ペットホテルを作りたいというあなたの第二の人生が成功するように後押しします。
主婦からペットホテルを開業してみて
わかった”リアル”
自分の予定が入れづらい
ペットホテルはサービス業ですので、仕事のリズムが不規則になりがちなもの。
売り上げのことを考えて、全ての都合をお客様に合わせようとすると精神的な辛さを感じることもあります。
長く安定して経営していくためにも、定休日を決めたり、自分の予定に合わせて休業にするなどの対策をしていくことをおすすめします。

定休日にお勧めなのは、予約が入りづらい火曜日!
周囲の競合店舗の定休日と被らない曜日を選んでもいいでしょう。
命を預かってることへのプレッシャー
50歳からの開業でしたが、体力的なつらさは意外にもありませんでした!
しかし開業当初はプレッシャーから、ワンちゃんの一挙手一投足に神経質になりすぎていました。
吠えがちなワンちゃんを預かったケースなどは、かわいそうになって寝不足になることもありました。

ワンちゃんを安全かつ快適にお預かりす対策をすることは大前提!
そこから先は過度に心配しすぎず、適度な距離感をとることも大事です。
犬側としても、見張られていることはストレスの元なのです。自分の愛犬に対してだって、1日中見張っているなんてことはないでしょう。
しかし、犬好きなら
すごくやりがいのある仕事
最初はあんなに緊張していたのに…!
お預かりした序盤は緊張してる様子だったのに、時間が経つにつれてリラックスしてくれているワンちゃんを見られるのはやりがいの一つ。
リピーターの方のワンちゃんの場合は、回数を重ねるにつれて、どんどんなついてくれているのもわかります。

実際に犬とのコミュニケーションがはかれている時や、信頼関係が構築できた時の楽しさはひとしおです。
犬のプロとして
飼い主の方に相談されることも!
お迎えに来た飼い主の方との会話も、ペットホテルをやっていて楽しい時間です。
「安心して出掛けられました」と感謝の声をいただけることもあれば、ワンちゃんのお世話に関する相談をされることもあります。

犬が好きだったというきっかけで始めた仕事が、気がつけば犬を扱うプロとして認められるだなんて…。
犬好き冥利に尽きると思いませんか!